※ 注意 : 経験に基づく個人的意見が多い記事となっています。
こんにちは!
うーふー日韓夫婦、韓国人夫🇰🇷のふーちゃんです!
皆さんは日本で働いている韓国人と出会ったことはありますでしょうか。
特にIT業界だとかなりの高い割合で見かけるほど多い人数の韓国出身ITエンジニアたちが日本で働いています。
私も韓国人で5年前に日本の小さいIT企業に就職、2年前は誰もが知る日本のIT大手に転職し、現在も働き続けています。
この記事では私自身や周りの韓国出身エンジニアの実ケースを基に、
なぜ日本に韓国人ITエンジニアが多いのか、その理由5選を紹介させていただきます。
周りに知り合いや仕事仲間の韓国人がいれば当てはめてみてください。それでは始めます。
日本で仕事をする韓国人、5つのパターンと特徴
まず本題の”日本で就職・転職して仕事している韓国人ITエンジニアが多い理由5選”に入る前の背景情報として、日本で働いている韓国人5つのパターンと各特徴について簡単に解説します。
- 日本で大学を出た人
- 特徴 : 職種がIT系に限らず、日本人労働者と全く同じで幅広い職種で働いている
- 本所属は韓国側の企業だが、出張や派遣で来ている人
- 特徴 : 基本的に日本語がある程度出きる人が選ばれるべきだが、そんな余裕がない場合は意思疏通に困ることもある
- 恋人や結婚相手が日本人で日本に来た人
- 特徴 : 最初は慣れない環境でも相手のために日本語も含め、とにかく頑張る
- 日本が好きで日本での就職先を求めた人
- 特徴 : 文化に興味深く、楽しく生活できる同時に日本の社会に馴染みやすい
※ ちなみに私はこちらに属します
- 特徴 : 文化に興味深く、楽しく生活できる同時に日本の社会に馴染みやすい
- 国内の就職難に耐えれず、仕事を求めて海外に目を向けた人
- 特徴 : 日本が特別に好きで来た訳ではないので慣れるまで時間がかかる
日本生活も長続きしないケースが比較的に多い
- 特徴 : 日本が特別に好きで来た訳ではないので慣れるまで時間がかかる
日本で就職・転職して仕事している韓国人ITエンジニアが多い理由5選
上記で説明したパターンの内1、2、3とはあまり関係なく、こちらは主にパターン4、5に該当する理由となります。
- 韓国政府の政策(K-Move)
- 日本文化への興味
- 言語が似ていて学びやすい
- 外国だけど近い
- 誇張されている部分が多い
豆知識として、大卒後の平均初任給は韓国の方が日本を超えているというのもあり、日本で稼いで韓国の家族にお金を送るような“出稼ぎ”パターンはほぼないと思っていいです。
( From ニッセイ基礎研究所:https://www.nli-research.co.jp/report/detail/id=73118?pno=1&site=nli )
1. 韓国政府の政策(K-Move):海外で就職するには役に立つ制度
韓国の雇用労働部(日本で言うと厚生労働省的な)で行っている政策の一つで、“海外就職支援”事業というのがあり、就活生の背中を押してくれています。
※ 政策のリンク(韓国語ページ) : https://www.moel.go.kr/policy/policyinfo/young/list9.do
こういった政策の存在が海外就職準備や、就職後の定着へのハードルをかなり下げてくれています。
日本のIT企業への就職を専門とする海外就職研修機関を例で説明しますと、研修機関はプログラミングスクールのような場所でプログラミングの他に、日本語、ビジネスマナーの教育、面接対策、企業とのマッチングまで様々なサポートを行っております。
研修機関が海外就職成功者一人当たり最大1350万ウォン(約130万円)の教育費を国から貰う仕組となっているので、研修生側にかかる費用は比較的に安いもしくはゼロ、逆に言うと研修生の教育にかかった費用以外は全て研修機関の収益になります。
こういった仕組から支援金を収入源とする企業が続々と登場して、研修生を集めようとマーケティングをしています。
しかし、研修機関としてはとりあえず就職させて国から支援金だけ貰えれば結果All rightなので、一部の悪徳な研修機関は教育の質が低く、就職のハードルが低いブラック企業を紹介する場合もややあるように感じます。(勝手な予想ですが、ブラック企業側からも紹介料を貰ってるだろうとも思ったり、、もちろん優秀な研修機関も存在しますが数少ないです。)
だけど、海外就職に志があって真剣に努力する人には教育費と定着金の支援はとても助かる制度というのは事実で、私もこの制度を利用して金銭的に負担は大きくありませんでした。
2. 日本文化への興味
世界的に日本の文化コンテンツは有名で、そこから日本に興味を持ち始めた人がほとんどではないかと思っています。
そういった背景から日本での生活を夢見る人も少なくないと思います。
こういった方々は長く日本の文化に接してきたので、日本語にもある程度慣れていて、文化的にも苦労することなく社会に馴染みます。
逆にこういったきっかけすらないのにとりあえず仕事を求めて来た人は比較的に長続きしないケースが多いです。
3. 言語が似ていて学びやすい
ご存じの方も多いと思いますが、日本語と韓国語は似ている部分が多くあります。韓国人としては最も学びやすい言語だと個人的に思っています。似ている例としては次の通りです。
こういった学びやすさは仕事をするための言語的ハードルを大きく下げ、日本での就職を前向きに検討できる理由の一つになっています。
4. 外国だけど近い
海外で生活をするには単純に好きな文化の海外で生活してみたい、など様々な理由があると思います。
しかし、考慮すべき大きい事項として自国との距離というのがあります。自分の国から離れたとしても一生家族や友達と離れて二度と会わないわけではないので、他の遠い海外に比べたら比較的に近い国というのは小さい心の支えになります。
5. 誇張されている部分が多い:日本で就職したいと目を向けさせる
韓国側の就職難、日本IT業界の人手不足問題も大きいですが、現実以上に期待されている面があるのも事実です。
“1. 韓国政府の政策(K-Move)”パートでもお伝えしたとおり、多くの研修機関、そしてメディアは不利な部分は隠して良い面だけをマーケティングに活用しています。
という背景から私のような日本好きはともかく、日本にもともと興味もなかったのに甘い言葉に釣られて日本での就職に挑む人も数多くいます。(そもそも海外に目を向けさせるような深刻な韓国の就職難は大きい問題。。)
その結果、達成はしたけど生活が楽しくないとか孤独を感じるといったケースが多くある反面、中には日本での社会生活に実はすごく向いている人もいたりします。
まとめ
ここまで日本で働く韓国人5つのパターンと、数年前からIT業界に韓国人エンジニアが急激に増えた理由5選について説明いたしました。
パターンや理由はどうあれ、その背景にはきっと大きな覚悟があったかと思います。誰もが頑張っていることには間違いありません。
周りに韓国人の知り合いや仕事仲間がいれば仲良くしてくださることを願いながら今回の投稿を終わらせたいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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