こんにちは!
うーふー日韓夫婦、韓国人夫のふーちゃんです!
改名という道もありますが、名前というのは一度決めたらほとんどが人生の中でずっと同じものを使うほど名付けは大事な行事です。今回は主に日韓ハーフの子供が生まれる予定の親向けになりますが、この記事では“韓国の名前を作る時にも役に立つ“サービスを紹介したいと思います。
サービスは”https://korean-name.com/jp/“というサイトで、無料かつ日本語対応(不自然なところはありますが)もできています。
私たちも日韓ハーフの子供がいて、もちろん韓国側の名前も考えなければならなかったため、名づけの調査時にこのサービスを利用したことがありました。
この機会に紹介してみたいと思います。
本題の前に
今回の記事では”名前を作る時に役に立つサイト”をメインテーマとしていますが、本題に入る前に役に立ちそうな情報と注意点を紹介しておきたいと思います。
韓国への出生届、パスポート申請方法は?
韓国側への出生届やパスポート申請などに関しての情報が必要な方はこちらの記事もあわせてご覧ください。
日韓ハーフの名前はどうなる?→日本名と韓国名、2つの別々の苗字と下の名前でも良い
基本的に日本側と韓国側を一致させる必要はありません。両国で呼ばれやすい1つの名前が最も良いかと思いますが、別々の名前を持っていても構いません。
ちなみに私たちの子供の場合は日本と韓国、別々の苗字と名前を持っています。
付け方に注意→家紋と何代目かによっての名前の規則”돌림자(トルリムチャ)=回し字”
韓国には家紋によっては“돌림자(トルリムチャ) = 回し字”というのが存在していて、何代目かによって名前の規則が決まっているケースがあります。
なので名前を考え始める前に、韓国側の配偶者(主に旦那)に規則の存在有無と、どんな字(正確には”漢字”)を使わなければならないかを事前に確認してみてください。特に男の子の場合は守らなければならない可能性が女の子より高いイメージがあります。
例えば“진(ジン)”が名前の一文字目に来なければならない“돌림자(トルリムチャ) = 回し字”の場合は以下のような名前にする必要があります。
◎ 진수(ジンス)
◎ 진영(ジンヨン)
◎진우(ジンウ)
ちなみにですが、規則は存在しているけど親に伝統へのこだわりがなければ無視しても特に問題はありません。(私たちは親の方からのこだわりがなかったので規則に縛られずに子供の名前を作ることができました。)
この記事はこんな方におすすめ!⇒ 日韓ハーフの韓国名前作成
今回紹介するサービスはこんな方々におすすめです。
主には日韓ハーフの子供が生まれる予定で韓国側の名前も付けなければならない親向けになりますが、詳細は以下の通りです。
>>こんな人におすすめ!!
・名前を作る時のヒントを得たい
・名前が古いかどうか、珍しいかどうかなどのトレンドを確認したい
・名前のランキングを確認したい
・名前が世間から男女どちらに認識されやすい名前なのかを確認したい
・名前を構成する漢字の候補を確認したい
・名前がどの季節に最も多く生まれているかを知りたい
・名前がどの地域で最も多く生まれたかを確認したい
特に上記に当てはまる方々におすすめしたいと思い、この記事を作成しておりますので引き続き読んでいただけると嬉しいです。
korean-name.comとは
今回紹介するサービスは”korean-name.com“というサイトで、“韓国の赤ちゃんの名づけに役立つ色々な情報の提供”を目的としています。
↑↑こちらはサイトのメインページで、夫婦が赤ちゃんがいるお腹に手を乗せている写真の画像があり、書いてある文章から“赤ちゃんのためのサービス”というのが分かります。
私の勝手な予想ですが、韓国政府側で公開している人口関連APIを使っているので公式的な信頼できるデータ(2008年以降)が抽出できると思っています。
korean-name.comサイトの構成と基本的な使い方
メイン – 韓国の名前を検索して統計データを確認
先ほどもお見せしたメイン画面から名前の検索(韓国語)を行うことで、その名前に対しての人口統計データを確認することができます。
実際に検索を行うと、まずは以下のように検索結果のサマリー(要約)がずらりと並べられます。余談ですが、”철수(チョルス)”は日本で言う”太郎”のような名前です。
(検索結果を見ると、少し日本語的におかしい部分はあったりします。)
更に下の方にスクロールすると、名前を構成できる漢字の候補やその他おすすめの名前、名前に対しての色々な統計データを確認することができます。
サイドバー – 韓国の名前の作名、ランキング、トレンド、中性的名前の確認、言語の変換
メイン画面からサイドバーを開くと、以下のように名前検索以外にも必要によって活用できる数種類の機能があります。
それでは引き続きこのサイトから確認できるデータの種類や各機能について説明していきます。
韓国の名前を検索して統計データを確認
例えば“유진(ユジン)”という名前で検索してみると以下のように検索結果のサマリーが確認できます。
(わざわざ”유진(ユジン)”という少し中性的な名前を例として選びました。)
>>検索結果サマリーから確認できたこと<<
◎対象の名前の人がどれくらい生まれてきたか
◎男は何人、女の子は何人生まれてきたか
◎男の子よりの名前なのか、女の子よりの名前なのか
◎最も多く生まれた季節がいつなのか
◎男女の中での名前のランキング
◎名前の直近3年、そして長期トレンドが上がりなのか下がりなのか
◎名前のローマ字
サマリーから更に下にスクロールすると確認できる事項らについて引き続きお見せしたいと思います。
その他、おすすめの韓国名前
自動的におすすめの他の名前を出してくれるので、作名時には少し参考にできると思います。
対象韓国名前のランキング区間を確認
検索結果の画面上にある以下の“go to ranking range”をクリックすると対象名前と似たような他の名前のランキングを確認することができます。
以下のように検索した対象の名前のランキングの前後を確認できます。
韓国の名前を構成する漢字候補の確認
韓国では名前が漢字で構成されるケースが多いです。そして、漢字で構成された場合の名前の読み方は訓読み(훈독)ではなく、必ず音読み(음독)となります。
※ 韓国語では単に名前だけではなく、全ての漢字言葉を音読みで読むようになっているため、日本語と似ている発音の単語・表現が多いのもその理由でですね。
例)“市場”の場合
○”いちば”で読むと訓読み
○“しじょう”で読むと音読み
韓国語では日本語の”しじょう”と少し似ている“시장(シジャン)”という読み方をします。
音読み、訓読みが紛らわしいと感じる方には下記の機能がおすすめです。
検索結果の”名前漢字情報”では名前の各文字の読み方と一致する他の漢字候補を出してくれます。名前の漢字の組み合わせを考える時に役に立つと思っています。
韓国の名前の年間出生数を確認(2008年以降)
対象名前の2008年以降の出生数を確認することができます。出生数は出るものの、出生率は年々下がっているため出生数だけでトレンドを把握するには物足りないです。
なので次に説明する“年間人気”というものが存在します。
韓国の名前の年間人気を確認
“年間人気”は“2019年を基準で標準化”が適用された架空の出生数を出してくれます。標準化されているので普通の出生数だけを確認するよりは、名前のトレンド把握に役立つデータとして使えます。
韓国の名前、男女別の人気度・ランキングを確認
“名前人口”では年度別の対象名前の人気度・ランキングを確認することができます。(人口と書いてありますが、翻訳ミスだと思っています。)
“유진(ユジン)”という名前で見ると男性の方はランキングが上がっているトレンドで、女性の方はランキングが下がっているトレンドというのが見えます。
このような結果から、中性的な名前の”유진(ユジン)”は
「どちらかというとまだ女性として認識されやすいが、男性の名前としても人気が高まっているのでトレンド的に男の子の名前として付けても問題なさそう!」といったデータの活用ができるわけです。
韓国名前の生まれた季節の割合を確認
検索結果からは対象名前の生まれた季節の割合を確認することができます。例として用いた“유진(ユジン)”の場合は4季節どれもほぼ均等というのが分かります。
韓国語で“秋”を意味する”가을(カウル)”という言葉は名前としてもよく使われますが、やはり秋に最も付けられていますね。こういった楽しみ方もありました。
韓国の名前、男女の割合を確認(男の子と女の子どちらが多いか)
対象の名前の性別の割合を確認することもできます。対象の名前が女性よりの名前なのか、男性よりの名前なのかを判断する材料として人気度・ランキングと併せて使うことができます。
例として用いた”유진(ユジン)”という名前の場合は女性の方が圧倒的に多いみたいです。
韓国の名前、生まれた地域の割合を確認
対象の名前の生まれた地域の割合を確認することができます。ソウルとキョンギドの方が基本的に人口が多いので多くの割合を示す可能性が高いです。
試しに韓国の首都、“서울(ソウル)”のことを名前として検索してみました。やはり生まれた地域もソウルの方が圧倒的に割合が高いという結果になりました。
韓国名前の作名
メイン画面のサイドバーから”韓国語作名”を選ぶと以下のような画面に移動します。
引き続き、各検索条件の使い方も紹介したいと思います。
1. 性別を選ぶ
選ばなくても進められますが、必要であればまずは性別を選びます。
2. 名前の一部の文字と”초성(音節の最初の子音)”だけで絞る
“名”と”前”のところに文字や子音を入れて検索することで該当する名前の候補を抽出することができます。
検索の仕方には以下の4Caseがあります。
Case1 : 何も入れないで検索
何も入れないで検索すると全ての名前が並べられます。
Case2 : 一文字を入れて検索
名前の一文字目“名”でも二文字目“前”、どちらかの文字だけ入れて検索すると、部分一致する名前を抽出することができます。
例えば、“진(ジン)”で始まる名前をどうしても作りたくて名前の候補を見たい場合は、以下の画像のように入力して検索を行います。
すると、以下のように”진(ジン)”で始まる“진〇”の名前だけが並べられます。
逆のパターンでも検索は可能で、例えば“우(ウ)”で終わる名前をどうしても作りたくて候補を見たい場合は、以下のように検索を行います。
Case3 : “초성(音節の最初の子音)”を入れて検索
完成されている一つの文字ではなく、子音だけの検索でも部分一致されている結果を抽出してくれます。以下の例では二つの子音あわせて検索を行いましたが、どちらかだけでも問題ないです。
Case4 : 文字と”초성(音節の最初の子音)”をあわせて検索
文字一つと子音をあわせて検索することもできます。
上記の画像では、有名な韓国ドラマである梨泰院クラスの主人公を演じた韓国の俳優、”박서준(パク・ソジュン)”を狙って検索してみたところ、狙った通り”서준(ソジュン)”という名前が一番上に表示されました。
3. 人気トレンドから抽出
最近の人気度や全体の人気度を条件として検索したい場合はこちらも活用してください。
4. 男女、どっちよりの名前なのか確認
世間的にどっちの性別で認識されやすい名前なのかを確認するのに役に立つ検索条件となります。逆にわざわざ中性的な名前を確認したい場合にも活用できる条件です。
韓国の名前ランキング
サイトのメイン画面からサイドバーにある“名前ランキング”に入ると、以下のように男女別の人数によるランキングを確認することができます。
韓国名前のトレンド
サイトのメイン画面のサイドバーにある“名前のトレンド”をクリックすると以下のような選択肢が現れ、直近3年間のトレンドや2008年以降の名前トレンドを確認することができます。
韓国名前の年間ランキング
サイトメイン画面のサイドバーにある“年間ランキング”に入ると年度別の名前ランキングを確認することができます。現在もいいですが、過去の流行っていた名前を確認するのも面白いかもしれませんね。
韓国の中性的名前
サイトのサイドバーから“中性的名前”に入ると以下のように中性的な名前らを確認することができます。0に近いほど中性的な名前で、男女の割合が6:4から4:6の間までが並べられます。
最後に
いかがでしたでしょうか。今回は韓国の名前を作る時に役立つサイトを紹介してみました。この記事が素敵なお子さんの名付けに少しでも役に立つと嬉しいです!
長い記事を最後まで読んでいただきありがとうございました!
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