こんにちは!
うーふー日韓夫婦、韓国人夫のふーちゃんです!
前回のエピソード2では韓国語学習電話だけで6ヵ月も続いていた日本人女性相手(今の私の日本人妻、うーちゃん)に初めて直接会った日の前半を話しました。
今回のエピソードでは前回のエピソード2に引き続き、日本人女性相手(今の私の日本人妻、うーちゃん)に初めて直接会った日の後半とその日の結末について話したいと思います。
無計画な初デート Part2
“アラジン”中古本屋
お昼ご飯でカルグクスを食べた後に本当に何も決めてなかったですが、私の頭野中では晩御飯はチュクミを食べに行こうと思っていました。だけどお昼ご飯食べたばかりなので時間を費やす何かが必要でした。
ちょうど近くに私がよく行ってた“アラジン”という日本の”BOOK・OFF”のような中古本屋があったのでとりあえずそこに行きました。私は彼女が留学が終わって日本に戻っても韓国語を忘れないようにする何かの手段を探していたのです。
文字ばかりの本は読むことも大変でつまらないだろうし、私は韓国の漫画をプレゼントしようと思いました。(中古をプレゼントに??、までは考えもしなかった単純な私、、) 私には好きな韓国の漫画家が何人かいたのですが、断然NO.1は”カンプル(강풀)”という漫画家です。絵はちょっぴり下手に見えるがストーリーの構成が素晴らしく、韓国的感情たっぷりで、見ていると何故かほっとしちゃいます。たくさんの作品が韓国でドラマ化、映画化されました。彼の作品のなかで本屋で私が選んだのは“순정만화(純情物語)”という作品でした。
(存在すると思わなかった日本語版があったので、リンクしました。でも品切れ、重版未定と書いてあるのでもう日本では売ってないかもしれない。。)
後々考えてみると、もうすぐ留学終わって日本に帰る人に“何で重い(物理的に)プレゼントすんねん!!お荷物増やすんじゃねぇよ!!”って自分につっこみたくなりました。優しい彼女は嬉しく受け取ってくれました。(もちろん今もその本を捨てずに持っいます。)でもソウルにまた帰るまでは確実に荷物なので私の方で持っておくことにします。
雪氷(SULBING)
※ SULBINGのロゴ(写真の出典:wikimidea)
雪氷(SULBING)は韓国のすごく有名なかき氷のお店です。私の地元にもSULBINGがありましたので、冬にも関わらず(?)食後のデザートとして間違いないと思いました。(日本にも何店舗かあるので、こちらの店舗情報をご参考ください。https://www.sulbing.jp/here-we-are/ )
相手が私の地元に来てくれたし、留学生なので発生する全ての料金に関して全部私が払おうと思っていました。しかし、SULBINGで会計をしようとしたとき、相手の日本人女性が払うと言ったので払わせてしまいました。(自分で払おうとした意思を貫くべきだったが、、)後から相手から聞いた話、あまりにも遠慮なく払わせたので”あれ?”って思われたらしく。。ここは私のミスでした。
何のメニューを食べたのかすら覚えていないぐらい何も覚えていないですが当時、爆発的に流行っていた曲、윤종신(ユン•ジョンシン)の좋니(Like it / 良いのか?)がお店で流れたことだけ覚えています。
この曲については좋니(良いのか?)という”私と別れて良かった?”と聞く歌詞に対して、좋아(いい)という曲で答えるという、2曲がセットとなっています。電話での話ですがこの曲の歌詞に対して以前、相手の日本人女性から質問されたことがあったので、彼女と直接会って2人で聴くこの曲はもっと印象的だった覚えがあります。
・좋니(良いのか?) : https://youtu.be/jy_UiIQn_d0
・좋아(いい) : https://youtu.be/X29h0TrJfSM
※ 妻のうーちゃんに聞くと大福がのっているイチゴのかき氷を食べてたと言いました。(写真の出典:NAVER Blog)
ノルスプ漫画カフェ(놀숲 만화카페)
初めて会った日に普通ではないですが、私たちがSULBINGの次に行ったのは漫画カフェ(만화카페)でした。だけど、韓国の漫画カフェは日本の漫画喫茶のように密閉された空間ではないです。当時利用したお店は놀숲(ノルスプ)という漫画カフェチェーンで、以下のような雰囲気の場所です。
※ 当時の写真とは異なる店舗ですが、こんな感じの内部(写真の出典:NAVER Blog)
私は彼女が以前、신과함께(神と共に)という韓国映画を面白く見たという話を聞いたことがあったので”神と共に”の原作漫画を探して渡しました。それでドリンクも飲みつつ各自の本を読みながら本の中の彼女の分からない韓国語に対しての質問に答えてあげたりしながら時間を過ごしました。当時、椅子ではなく床の席でして彼女が横座りで座っていたのが強く印象に残っています。
罰ゲーム(?) – 超激辛ラーメン専門店、トゥムセラーメン(틈새라면)
※ 当時と異なる店舗の写真だが、お店の看板はこんな感じ(写真の出典:NAVER Blog)
晩御飯を食べに行きつけのチュクミの店に行こうとしていたのですが、その日が定休日だったのかお店が開いていませんでした。しかたなく他のチュクミのお店を探し始めたのですが、なかなか見つかりませんでした。
私が知っていた彼女の好きな食べ物情報の一つとして辛いものというのがありました。それで代わりに辛いものが食べられるお店を探したのが、大惨事を招きます。超激辛ラーメン専門店、トゥムセラーメンのお店が近くにあったのを思い出したのです。
トゥムセラーメンとは明洞に本店があり、全国にチェーン店を置いている超激辛ラーメン専門店です。食品メーカPaldoからインスタントラーメンの商品としても販売していまして、日本国内でも韓国スーパやネットショッピングから入手できます。
私たちは”パルゲトック(빨계떡)”というメニューを選びまして、その辛さはスコヴィル値(SHU)で表すと”辛ラーメン”の7倍、辛いことで有名なあの”ブルダック麺”の2倍になるぐらい辛いものでした。
※ “パルゲトック”はこんな見た目で、今も見るだけでよだれが、、(写真の出典:NAVER Blog)
韓国の激辛インスタント麺ランキングで見るトゥムセラーメンの辛さレベル
当時はトゥムセラーメンよりスコブィル値(SHU)の高いものがなかったですが、現在はもっと辛い物を求める需要から何種類かもっと辛い商品が誕生しました。詳しくは以下の表をご覧ください。
※ 各商品とスコブィル値の出典:SHINSEGE GROUP NEWS ROOM
No | スコブィル値(SHU) | 商品名 | メーカー |
1 | 1,100 | 4種のチーズ ブルダック炒め麺 | 三養 |
2 | 2,000 | ジンラーメン(辛口) | オットギ |
3 | 2,100 | ロゼブルダック炒め麺 | 三養 |
4 | 2,100 | ノグリラーメン(辛口) | 農心 |
5 | 2,500 | チャパクリ | 農心 |
6 | 3,000 | カルボブルダック炒め麺 | 三養 |
7 | 3,100 | 辛ラーメン炒め麵 | 農心 |
8 | 3,400 | 辛ラーメン | 農心 |
9 | 3,600 | トムセラーメン 炒め麺 | 八道 |
10 | 4,400 | ブルダック炒め麺 | 三養 |
11 | 5,000 | ヨル(熱)ラーメン | オットギ |
12 | 5,480 | ANGRY ノグリラーメン | 農心 |
13 | 10,000 | トゥムセラーメン | 八道 |
14 | 15,000 | トゥムセラーメン 極限体験 | 八道 |
トゥムセラーメンの辛さがどれぐらいのレベルか伝わりましたか?今もう一度思うと、初めて会った外国人女性を相手に”トゥムセラーメン”を食べさせたのはなかなかのクレイジーな行動だったのですが、今や思い出すと毎回笑える大切な私たちの思い出になっています。
話を戻すと、いくら相手が辛いものが好きだと言っていたものの、初めからトゥムセラーメンのお店に連れていくのは常識外れの最悪な選択でした。幸い、相手の日本人女性は日本人の中ではなかなかいないと思うぐらい辛いものが得意でした。(だとしても後から聞いた話、あのラーメンは罰ゲームだったらしく、、)逆に私の方が彼女より顔全体に汗をたくさん流しながら食べていました。苦しみながらも何とか私たちは超激辛ラーメンを完食しました。
次の約束を決める
前回のエピソードでも話したように彼女に一目惚れしていた私は既に彼女にまた会いたいと思っていました。彼女と時間を過ごしながらも頭の中はずっとまた会える口実を探していました。
私は以前、彼女が留学中に行けなくて残念だったと言っていた場所を思い出しました。その場所は世界遺産の一つである、”水原華城/スウォンファソン(수원 화성)”でした。
超激辛ラーメンのお店で、汗をたくさん流した後という変なシチュエーションでしたが、晩御飯を済ませた私たちは再びバスターミナルに戻る予定でしたので、彼女にもう一度会う提案をするなら今しかないと私は思いました。
私はドキドキしながらも次の週末に一緒に”水原華城/スウォンファソン”に行くことを提案し、彼女もいいと言ってくれました。また会えることが決まったので私は空を飛ぶように嬉しかったです。
これが噂の女子力?
日本には他の国にはない”女子力”という言葉があります。性別であるべき姿を決める感じがして個人的に嫌いな言葉でありました。ラーメン屋を出てから、これが噂の”女子力”ってものかーと思わせる場面がありました。
私たちはバスターミナルに戻るためにバス停に向かっていました。偶然ですが、私たちの目の前に歩いていた女子高生がヒールでかかとを怪我して血が出ているのが見えました。それを見た相手の日本人女性はカバンからバンドを出して痛んでいる女子高生に渡そうとしました。
その瞬間、女子高生の彼氏に見える男の人がコンビニからバンドを買って現れたので渡す必要はなくなりました。だけど、普段から非常時に必要な持ち物をカバンに入れているというのはすごく印象深く、これが噂の”女子力”っていうものかーと感じ、素敵だなと思いました。
帰りのバスでのトラブル
私たちはバスターミナルに戻り、相手の女性が帰る時間が近づいてきました。やがてバスに乗る時間になり、私たちはお互いお別れの挨拶をしました。
私はお別れの挨拶時に手を出して握手しようとし、彼女も握手に応じてくれました。何でもないことですが、すごくドキドキしました。(なぜ握手だったのか、無意識的に彼女の手を掴みたかったのかもしれません。)
彼女はバスに乗り、私は外でバスが出発するのを待っていました。少しして私の手に彼女にプレゼントする本が入っている袋があることに気づきました。私はバス運転手さんから了承を得て、バスの中に入ってプレゼントを彼女に渡しながらもう一度、挨拶することができました。彼女はビックリしたと思います。
外に出てからはバスが視野から消え去るのをずっと見つめました。やはりまた会って彼女のことをもっと知りたいのと、その日の出来事をなるべく鮮明に覚えておきたいという気持ちが強かったです。
To be continue . . .
期待ゼロから一目惚れしてしまった、初めて直接会った日の話が終わりました。
次回のエピソードでは“水原華城/スウォンファソン”でまた会った日の話をしたいと思います。
長い記事を最後まで読んでいただきありがとうございました!
日本人妻の方からも同時に連載中ですので、良ければ併せてご覧ください!
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