Ep1:日韓夫婦-ハロートーク言語交換からの出会い/実は会うことがめんどうだった

うーふーものがたり
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<strong>ふーちゃん</strong>
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こんにちは!

うーふー日韓夫婦、韓国人夫のふーちゃんです!

前回のあらすじ

 前回のエピソード0では軍組織にがっかりした私が職業軍人をやめること、そして日本で就職することを決心した背景について話しました。

Ep1:(日韓夫婦-馴れ初め)実は直接会うことがめんどうだった?

今回のエピソードでは前回のエピソード0に引き続き、日本就職準備の話をはじめに、どのように現在の日本人妻と出会うきっかけが作られたかについて話したいと思います。

日本就職準備に取り組む毎日

職業軍人をやめた私は無職となりましたが、手元には次のチャレンジのための資金が退職金を含め3500万ウォン(約350万円)ほどありました。
超絶節約と準備期間の半分は実家にいたのもあり、最終的に2週間の日本旅行費用を含めても1年間800万ウォン(約80万円) で取り組むことができました。(残りはいつか日本での定着資金に、、)

ひとまず一通りの情報収集を経て、以下のように目標をいくつか決めました。

目標理由
日本語日本語能力試験N1取得1.日本語の知識向上
2.会社の方に日本語能力を証明できる
有料日本語電話授業で会話上達1.日本で働くために当然、最も重要な能力
IT応用情報技術者資格取得
(韓国では”情報処理技師”)
1.ITの基礎知識向上
2.この資格があれば就労ビザの審査はほぼ必ず通る
(※ 日韓の相互認証制度により韓国で取得した”情報処理技師”
資格は日本での”応用情報技術者”資格と同じ扱いとなる)
Webプロジェクトでサービスを作る1.技術力向上・経験の積み上げ
2.何ができるか会社に証明できる
英語TOEIC点数800点以上達成1.更なる自己発展
2.グローバル企業へ選択肢を広げられる
3.持っているのはIT技術だけじゃないと会社側に認識させる
ひとまず一通りの情報収集を経て、目標をいくつか決めました。

その後は集中できる環境として地元の図書館を選定し、朝入って夜中帰ってくる生活を繰り返しました。結果的に上記の目標らは約1年で全て目標設定値以上達成できました。

後半は以前の記事(※ 以下添付ページ)でも一部紹介した通り、韓国政府で支援する日本就職専門の研修機関でビジネス日本語や面接対策、そしてITのチームプロジェクトを経験していきます。

最初で最後の日本旅行

日本就職準備が中盤に至り、日本で就職するという気持ちは1ミリも揺るがないものの、日本好きを主張しながらも、実は日本に1度も行ったことがない私でした。

一般的な考えだと行ったことのない国で就職するというのはなかなか普通ではないと思いました。
そこで私は現地で直接日本を感じて自分の足りない部分を見つける旅に出ました。
(今はグローバルIT企業で勤務しながら、就職のために日本に初めて来たという外国人エンジニアに時々遭遇します。)

様々なゲストハウスを転々と、全てが新しく感じながらも私が期待していた日本はそこにありました。トラブルもありましたが、その度に優しく助けてもらいました。詳しい旅行話はまたいつかの記事で共有したいと思います。

といった2週間の日本旅行から感じた点は以下の2つです。

1. 実践日本語がまだ全然足りない

長い年月の日本オタク時代と半年ほどの電話日本語授業から取得した日本語会話能力で、ある程度の自信はあったものの、実際はコンビニのレジ前ですら緊張の連続でした。

本当の日本語は勉強とはまた違うものなんだと。
日本語電話授業の先生は生徒への配慮MAXの優しい日本語で教えてくれるし、これまで見てきた日本のコンテンツでは、普通の人よりはるかに正確な発音で演じられてる俳優や声優にどれだけ甘やかされていたものだろうかと。

更に日本語能力を成長させる対策を考えないといけないと感じたのです。

2. 私も助けてあげたい

日本好きな私が日本でトラブルに遭遇し、現地の日本人に助けてもらった暖かい経験は私も誰かの役に立ちたいと思わせてくれました。考えられる方法として、私とは逆で助けが必要な日本人がいたら全力で助けてあげたいと思ったのです。

きっかけは”韓国語を勉強している日本人の役に立ちたい!”

実力不足を実感し、2週間の日本旅行から戻ってきた私はどうすれば普通の日本人と会話練習が出きるのだろうかを悩んでいました。そこで弟から“ハロートーク”という言語交換にいいアプリがあるよ“と紹介してもらいました。

私は”ハロートーク”を利用して、普通の日本人と会話する経験を積むと同時に、韓国語を勉強しているという相手に韓国語の勉強を手伝ってあげることにしました。日本旅行から感じた”実践日本語がまだ全然足りない”、”私も助けてあげたい”、この2点を解消できる名案だと思っていました。

しかし、韓国語を勉強しているという日本人を探していた私ですが、なかなか真剣に勉強している人は見つからず。。(実際に開いた”ハロートーク”は言語交換という本来の目的を失い、野生のそれに似ていました。)

私は真剣に韓国語を勉強している日本人を見つけるため、魂を込めた手紙のような投稿を載せました。そこでは日本旅行中に日本の方に優しくしてもらったり、助けてもらったエピソードと共に、私ができること(日本人の韓国語勉強を手伝う)をして、日本の方を助けてあげたいという気持ちを書きました。

ハロートークから6ヶ月間、韓国人男と日本人女性の言語交換電話

そうして1人の日本人女性の方からメッセージがあり、早速時間を決めて韓国語勉強を手伝うための電話を開始します。相手は韓国の大学附属の語学堂に通いながら勉強をしていたものの、実際の韓国語会話を練習する機会がないという悩みを抱えていました。

当時の私は韓国語を教えるというプロ意識で充満していたからか、後々妻から聞くと私から厳しめな言葉も言われたりして心が折れそうにもなったとのことでした;; (相手のことを本当に心配したからのアドバイスだったはず、、)

電話で行われたこととしては、主にその日に語学堂で学んだ韓国語を一緒に振り返ってみたり、韓国語のクイズも出してみたり、ネタがなければ日常話もしたりして、ほぼ毎日同じ時間に言語交換の電話は行われました。

時は流れ、何とか電話が6ヶ月も続き、相手の発展はともかく難しい韓国語の意味の説明を日本語で伝える場面が多くあったので、私の日本語能力もかなり伸びていました。同時に私は成功と挫折を繰り返しながらも、何社か日本のIT会社から内定をもらうことができました。

直接会うことになったけど、実はめんどうだった

その頃、相手の日本人女性も留学の終わりが近づいて来ていました。そして日本に戻る前に直接会ってお礼が言いたいという相手からの提案がありました。

正直に言うと、本来の目的である”韓国語勉強を手伝う”だけ達成できればいいものの、会うつもり0で始めた電話だったので私はビックリでした。そして、内定はもらっている状態でしたが、まだ勉強したいことがたくさんあったので少しめんどうだなとも思っていました。

今思い出すと自分最低だなと思いますが、めんどうということで、、普通であれば韓国現地の人である私が相手がいるソウルまで会いに行くべきですが、私は相手に地方である私の地元に来てもらうことにします。(思い出すと本当に最低、、)

次回:日韓夫婦-初デート)期待0から一目惚れ!背がお高いですね、無計画初デート

今回のエピソードでは私の日本就職準備と日本旅行、6ヵ月も続いた言語交換など、日本人妻(うーちゃん)に直接会う前までの話をしました。次のエピソードでは初めて会った日の話から続きます。

長い話、最後まで読んでいただきありがとうございます!

日本人妻の方からも同時に連載中ですので、良ければ併せてご覧ください!

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