(番外編)虫も殺せないほど怖がりで痛みに弱い私が無痛分娩で出産した経験談

うーふーものがたり
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うーちゃん
うーちゃん

お久しぶりです!

うーふー日韓夫婦、日本人妻のうーちゃんです!

実は3月に子供を出産しまして、しばらく育児に追われており更新がストップしていました。
今回は需要があるかはわかりませんが、私の無痛分娩出産のレポートを行いたいと思います^_^

こんな人におすすめ
◎ 無痛分娩にするか悩んでる人
◎ 痛みに弱い人
◎ 怖がりな人
◎ 無痛分娩について知りたい
◎ 無痛分娩の経過について知りたい

“虫も殺せないほど怖がりで痛みに弱い”私がどのように出産を乗り越えたのか、そして無痛分娩にするか悩んでる方たちの参考になればと思いますので、ぜひ読んでいただけると嬉しいです。

※あくまでも私が出産した病院での対応になります。

無痛分娩(和通分娩)とは?痛みはどれくらい?

無痛分娩とは、硬膜外麻酔によって分娩時の痛みを緩和する出産方法で、完全に痛みがなくなるわけではないため病院によっては和痛分娩とも呼ばれています。(先生曰く、痛みは3/10程度)

私の病院の場合ですが、麻酔科医が常に在中しているわけではなく、不在の場合、麻酔を入れるカテーテルの設置がでいないため、タイミングによっては無痛分娩ではなく普通分娩での対応になることもあると言われました。

大きい病院だと24時間体制で無痛分娩の対応をしているところもあるので、無痛分娩をしている病院を探す際に、先にその点の確認をとっておくといいなと思いました。

大まかな分娩までの流れ

分娩までの流れ
  1. 36週から毎週診察にて子宮口の開き具合を確認
  2. 子宮口が3cm以上開いていたら入院日を計画
  3. 入院
  4. 麻酔科医による硬膜外カテーテルを挿入
  5. 陣痛抑進剤入れて、陣痛がきたら麻酔を徐々に投与
  6. 子宮口8cmまで開いたら分娩室へ移動
  7. 痛みの具合によって麻酔を追加しながらいきむ
  8. 出産

※2から3の入院日を計画してから入院するまでの間に、おしるし、破水、陣痛がきたら即入院対応になります。
※7のいきみが麻酔でうまくいかず、赤ちゃんが降りてこない場合吸引分娩になる可能性があります。

私の病院の場合は、36週以降に子宮口の開きを見て入院日の計画を立てる「計画無痛分娩」という方式でした。陣痛がきてから入院となると麻酔科医とのタイミングが合わなくなるため、あくまでも子宮口の状態で計画的に入院するという意味でそう呼ばれていました。

上記でも記載した通り、麻酔科医が常駐している大きい病院などでは、いつでも硬膜外カテーテルを挿入できるため、陣痛やおしるしや破水がきてから入院となるみたいです。

無痛分娩の赤ちゃんへのリスク•デメリット

無痛分娩のリスク
  1. 無痛分娩の場合、麻酔が効くとうまくいきむことができず、赤ちゃんが降りてこないため、吸引する確率が上がること(私の産院の場合42%の割合で吸引分娩へ移行)
    →赤ちゃんを引っ張るときに、赤ちゃんの顔や頭が傷つくリスクがある
  2. 麻酔挿入後に数分間赤ちゃんに酸素が送られず赤ちゃんが苦しむ可能性があること
    →15分以上苦しむと脳性麻痺の後遺症が残るのため緊急帝王切開になるリスクがある

帝王切開となる割合

ちなみに私の産院の場合ですが

  • 無痛分娩 8%
  • 普通分娩 12%

の割合で帝王切開に移行したとのことで、普通分娩の方が帝王切開に移行する可能性が高いことにびっくりしました。

当日の分娩記録 (初産)

39週3日目の夜中に急に腹痛が出現

不定期に痛くなったり、弱くなったりを繰り返す(この時まだ前駆陣痛であるとも知らず、食あたりと思ってました。笑)

早朝にトイレに行くと出血確認(これが噂のおしるしなのか!?と困惑)

産院へ連絡し、朝一外来受診となる

朝一受診するまでに陣痛カウンターつけてみたら、腹痛が5分間隔できていたので、これは陣痛なのかなと気づき始める

8:00 病院受診(産院は徒歩15分ほどのところなので病院まで歩いて行きましたが、今思えばあの腹痛の中行った自分を褒めたいです。笑)

子宮口3cm開いているため即入院となる(陣痛きてるのに入院セット持参せずに受診してしまい、夫(ふーちゃん)に急いで持ってきてもらうも、コロナで面会不可のため会えずTT)

15:00 幸い平日の朝だったので麻酔科医の対応可能となり、硬膜外カテーテル挿入(全然痛くないのに、これが怖がりの私には背中で何されてるか見えないし、実際麻酔入ったら冷たい液体が背中を伝っていくあの感覚が気持ち悪かったw)

陣痛の感覚が落ち着いたので、一晩様子を見ることになる(いきなり入院で不安と前駆陣痛で寝れず)

夜中2:00 陣痛間隔が再び狭まり痛みが増し始める

ナースコールするも、この時間帯は先生がいないため我慢できる程度の痛みなら我慢するよう言われる(生理痛のきついぐらいでギリギリ我慢できるレベル)

7:00 先生の判断で麻酔と陣痛抑進剤投与開始

胎動が激しくなり出すも麻酔のおかげで痛みはほぼなし

麻酔の効果でふわふわとした意識の中寝たり、インスタ見たりLINEのやり取りもできるぐらい余裕があった

13:30 子宮口8センチ(普通分娩で2度出産経験のある姉にLINEしたら、「子宮口8cmでそんなLINEするよゆうなんかなかったわ〜!」と返事が来ました)

14:40 子宮口10センチで夫(ふーちゃん)にコールし分娩台へ移動

胎児を降ろすためにギリギリいきれる範囲の絶妙な麻酔管理の中、ひたすらいきんで胎児が2センチだけ降りてきてくれる(痛みは生理痛の少しキツイぐらい)

しかし結局胎児がそれ以上降りてくることはなかったため、吸引分娩に移行

会陰切開後に吸引機挿入され先生の合図でいきむと休むを繰り返す

それでもなかなか降りないためイキむタイミングで助産師さんによりお腹を押される✖️4回(これがほんとに痛くてきつかったTT)

16:00 無事に赤ちゃん誕生!!

会陰切開の縫合後に(体感1時間ぐらい)病室まで産まれた赤ちゃんを抱っこしてストレッチャーに乗るように言われるも、この時点で貧血でフラフラすぎて起き上がるのもままならず、赤ちゃんとはそこでお別れして病室に戻りました

胎児が予想よりも大きかったため、出血量も多く縫合にもかなり時間がかかったんですが、この縫合が徐々に麻酔が切れてきてる中行われたため最後の方は縫われる感覚が痛かったTT
普通分娩の人は陣痛が痛すぎて縫合の痛みはないと聞くけど、人生で大きなケガもしたことがない私にはほんとに痛かったTT(大事なので2回言いました)

分娩後の経過と余談

予報3000g程度が出てきたら4000g超えており、「先生からは”無痛分娩じゃないとこれは大変だったね“」と言われましたw

病室に戻ってからは無痛の代償が次々と出現。。。終わらない悪露と麻酔切れで会陰切開部分の痛みと後陣痛に尿を出したいのに排尿ができない感覚。痛み止めを飲んでも効果がなくて看護師さんに次いつ薬飲んでも良いですかってずっと聞いてました。笑

本気の陣痛を経験していない私にはどれも痛くて辛すぎて、そこに2日目からいきなり母子同室、しかもコロナで面会も不可で、おしるしがきてからまとまった睡眠がとれていない体でいきなりの育児は本当に辛かったTT

なぜ無痛分娩にしたのか(夫の提案 + 実績の多い病院が近くに)

なるべく妻(うーちゃん)が苦しんでる姿は見たくない。

選択肢があるなら少しでも痛みがない方法を選んでほしい

無痛だとリスクありそうだけど。。。

きっかけは「なるべく妻(うーちゃん)が苦しんでる姿は見たくない。選択肢があるなら少しでも痛みがない方法を選んでほしい」といった夫(ふーちゃんの一言でした。

夫(ふーちゃん)に言われるまでは、普通分娩をすることが当たり前、みんなできてるのに自分にできないわけない、痛めて産んだ方が出産したという痛みが美学、無痛分娩は母子ともに副反応とかリスクが高いはず。。。などなど偏見モリモリでした。

たまたま近所の産院の先生が麻酔分娩を年間350件ほどこなしているといるスペシャリストが在籍されており、お話を聞くうちに自分の凝り固まった偏見がなくなりました。
また、こんなに痛みに弱くメンタルも豆腐な私だからこそ無痛分娩は最適な選択肢でした

私の体をいつも第一に考えてくれる夫(ふーちゃん)には感謝でいっぱいです。

ありがとう♡

出産までにかかった費用•相場、補助金、保険について

あくまでも私の通っていた産院での費用ですが、ご参考までに。。。
総合病院ではなく個人の産院だったからか、分娩費用高めになってますTT

  • 初回と2回目の診療代(自費) ¥10,000
  • 3回目から出産前(39週)までの診療代(区の定期検診券14回分使用) ¥53,000
  • 分娩費用 ¥600,000
  • 無痛分娩費用 ¥150,000
  • その他入院中にかかった費用(5泊6日入院費、吸引分娩代、食事代、オムツ代、薬代など自費と保険適用合わせて) ¥180,000

  合計¥993,000 ー 出産育児一時金¥420,000 🟰 負担額合計¥573,000

実際費用出してみて高額過ぎて自分でもびっくりしました^^;
ここにプラスでベビー用品を買い揃えるのにかかった費用を想像するだけで怖い。。。

※吸引分娩は自費ではなく健康保険対象のため、加入していた医療保険の補償対象になり入院手当と合わせて¥150,000程請求できました。(夫(ふーちゃん)に支払ってきた生命保険代の方が高いよと突っ込まれましたがw)

無痛分娩が選択できる環境とは

ここまでツラツラと私は無痛分娩にして良かった!と書き続けましたが、今回妊娠・出産してみて初めてこの環境は当たり前ではないということを知りました。たまたま近所の産院では無痛分娩を行っていましたが、そもそも無痛分娩をしている病院は少なく、行っていてても費用が高額なので日本ではまだまだ無痛分娩は浸透していないのが現状だと思いました。
また、出産育児一時金が本年4月より¥500,000に引き上げになったものの、産院によって分娩費用が異なるので、まだまだ個人の費用負担は大きいと思いました。

我が家も例外ではなく、なかなか家計に響いたので今年は医療費控除に挑戦してみようと思います。

ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

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